報道発表
キルギスに対する一般プロジェクト無償資金協力「ビシュケク-オシュ道路クガルト川橋梁架け替え計画」に関する交換公文の署名
平成25年7月11日
- 本11日(現地時間同日),キルギス共和国の首都ビシュケクにおいて,我が方小池孝行駐キルギス大使と先方オリガ・ラヴロヴァ財務大臣 (Ms. Olga LAVROVA, Minister of Finance of the Kyrgyz Republic) との間で,総額11億9,600万円を限度とする無償資金協力「ビシュケク-オシュ道路クガルト川橋梁架け替え計画」に関する交換公文の署名が行われました。
- 内陸国であるキルギスでは,人や物資の輸送の約95%を道路交通に依存しており,国内の道路網が国民生活において重要な機能を果たしています。しかし,キルギスの道路の大部分は旧ソ連時代に完成されたもので,1991年の独立以降,道路や橋梁等の整備・改修が十分に行われず,老朽化が深刻な問題となっています。
- 今回の協力の対象であるクガルト川橋梁は,キルギスの首都ビシュケクと第二の都市オシュを結ぶ重要幹線道路上に位置しています。交通量が非常に多いにも関わらず,建設から40年以上経過しているため老朽化や損傷が激しく,キルギス政府も,国内で最も緊急に改修を必要とする橋梁の1つに位置付けています。
- このような状況を改善するため,今回の協力では,クガルト川橋梁を架け替えることにより,対象橋梁上及びビシュケク-オシュ道路上の円滑な交通の実現を図ります。これにより,沿線地域の社会・経済が活性化されることが期待されます。
(参考)
キルギスは,面積約20万平方キロメートル,人口540万人(2011年,国連人口基金資料),人口1人当たりGNI920ドル(2011年,世界銀行資料)