報道発表

モザンビークに対する無償資金協力「イレ-クアンバ間道路橋梁整備計画」に関する書簡の交換

平成25年6月17日
  1.  6月14日(現地時間同日)、モザンビーク共和国の首都マプトにおいて、橋本栄治駐モザンビーク大使と先方エドゥアルド・コローマ外務協力副大臣(His Excellency, Dr. Eduardo Koloma, Vice-Minister of Foreign Affairs and Cooperation)との間で、供与限度額38億500万円の無償資金協力「イレ-クアンバ間道路橋梁整備計画」に関する書簡の交換が行われました。
  2.  この協力は、モザンビーク北東部(ザンベジア州及びニアッサ州)の国道103号線上の13橋梁の新設・架け替えを行うものです。本計画の対象路線の国道103号線は、国土を縦断する大動脈の国道1号線とモザンビーク北部のナカラ回廊西部を最短で結び、農業潜在性の高いナカラ回廊の物流網の改善に資する重要な路線です。しかしながら、103号線上にある橋梁は老朽化が著しいなど整備が不十分であるため、農産物の出荷等物流を阻害する要因になっています。
  3.  この計画の実施により、対象区間において移動時間の短縮や交通量の増加につながるとともに、ナカラ回廊と国道1号線を結ぶ道路ネットワークが強化されることが期待されます。
  4.  なお、この協力はモザンビーク北部のナカラ回廊地域において実施するものです。ナカラ回廊では、日本企業の参画の下、石炭等の天然資源の開発が進んでおり、また農業開発の潜在性も高く、我が国はインフラ整備や農業開発、及び社会セクター開発を合わせた総合的な開発を支援しています。

(参考1)
 モザンビーク共和国はアフリカ東岸に位置し、面積約79.9万平方キロメートルを有し、人口は約2、289万人(世銀、2009年)、一人当たりGNI(国民総所得)は440米ドル(世銀、2010年)。

(参考2)
 ナカラ回廊開発は、モザンビーク北部ナカラ回廊及び周辺地域における道路・橋梁・港湾の整備・改修などの社会基盤整備、教育環境整備、熱帯サバンナ農業開発を通じた地域総合開発を支援するもの。


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