報道発表

岸田外務大臣によるシン・インド首相への表敬

平成25年5月29日
岸田外務大臣によるシン・インド首相への表敬 (1)
岸田外務大臣によるシン・インド首相への表敬 (2)

 本29日午後5時10分から約30分間,岸田文雄外務大臣は,訪日中のマンモハン・シン・インド首相(Dr.Manmohan Singh, Prime Minister of India)を表敬訪問したところ,概要は以下のとおりです。

  1.  冒頭,岸田大臣から,シン首相の,インド首相として5度目の訪日を歓迎した上で,シン首相が2006年に安倍晋三内閣総理大臣との間で合意された日・インド「戦略的グローバル・パートナーシップ」が着実に進展していることは大変喜ばしい旨述べました。
  2.  また,岸田大臣から,安倍政権は日・インド関係の強化を重視しており,自分も本年3月にサルマン・クルシード・インド外相(Mr.Salman Khurshid, External Affairs Minister of India)と有益な意見交換を行ったと述べつつ,本29日の首脳会談では多くの成果を示すことができると考える旨述べました。
  3.  更に,岸田大臣から,天皇皇后両陛下にインドを御訪問頂けるよう調整しており,本年は日・インド両国にとって歴史に残る一年となるであろうと述べた上で,外交の責任者として,自分も両国関係の深化,拡大に尽力したい旨述べました。
  4.  これに対しシン首相から,日本との「戦略的グローバル・パートナーシップ」を一層深化,拡大させたい,また,インド国民は日本と日本国民に深い敬意を抱いており,誰もが日本との緊密なパートナーシップを望んでいる旨述べました。
  5.  また,シン首相から,2011年に発効した日インド包括的経済連携協定の下で,インフラや製造業を中心に,日本企業によるインドへの投資が一層拡大することを願っている,また,経済分野だけでなく,政治・安全保障分野へも両国の協力関係が広がることを期待している旨述べました。
  6.  最後に,シン首相から,天皇皇后両陛下のインド御訪問を心から歓迎するとともに,御訪問が成功するよう全力を挙げて協力したい,また,自分は,インド首相として過去9年にわたり日・インド関係の発展に尽力してきたが,引き続き努力していきたい旨述べました。

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