報道発表

日・フィリピン外相会談

平成25年5月22日
日・フィリピン外相会談 (1)
日・フィリピン外相会談 (2)

 本22日午後5時30分から約45分間,岸田文雄外務大臣は,外務省において,アルバート・デル・ロサリオ・フィリピン外務大臣(H.E. Albert F. del Rosario, Secretary of Foreign Affairs, Republic of the Philippines)との間で日・フィリピン外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1.  冒頭,岸田大臣から,本年1月のフィリピン訪問時の歓待に改めて謝意を述べるとともに、フィリピン中間選挙におけるアキノ政権与党の勝利に祝意を表しました。これに対し,デル・ロサリオ大臣から,本年1月から時を置かずに外相会談を行うことができたことは大変光栄である旨述べ,両大臣は,あらゆる機会を捉えて,「戦略的パートナーシップ」の更なる強化に向けて連携していくことで一致しました。
  2. 二国間関係

    (1)両大臣は,1月の岸田大臣のフィリピン訪問に続き,2月の第2回海洋協議,5月の第6回外務・防衛当局間(PM)協議など両国間の政策対話が着実に実施されていることを歓迎し,第2回次官級戦略対話の早期開催に向けて調整を進めることで一致しました。

    (2)岸田大臣から,日本のミンダナオ和平支援の姿勢は不変である旨述べ,和平交渉の更なる進展への期待を示したのに対し,デル・ロサリオ大臣から,昨年10月の「枠組み合意」後の和平交渉の現状について説明があり,これまでの日本の支援に謝意が表されました。

    (3)両大臣は,フィリピン沿岸警備隊(PCG)の能力向上支援やマニラ首都圏を含むインフラ整備に関する協力のほか,「JENESYS2.0」の下での青少年交流等を推進していくことで一致しました。

  3. 地域情勢

     両大臣は,来るASEAN関連外相会議で良い成果が出せるよう連携していくことで一致するとともに,アジア太平洋地域情勢についても意見交換を行いました。


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