報道発表
マラウイに対する無償資金協力「リロングウェ中等教員養成校建設計画」に関する書簡の交換
平成25年5月16日
- 本16日(現地時間同日),マラウイ共和国の首都リロングウェにおいて,寒川富士夫駐マラウイ大使と先方ケン・リペンガ財務大臣(The Honourable Ken Lipenga, Minister of Finance of the Republic of Malawi)との間で,供与額11億1,800万円の無償資金協力「リロングウェ中等教員養成校建設計画」に関する書簡の交換が行われました。
- この協力は,マラウイの首都であるリロングウェ市内圏において,中等教員養成校を建設し,及び必要な機材を供与するものです。マラウイでは,1994年に初等教育を無償化して以降、初等教育修了児童の増加に伴い、中等教育就学者が増加した一方で、教員資格を持つ正規教員の不足が大きな原因となって,教育の質の低下が問題となっています。このため,正規教員数の増加及び教員の指導力強化が,早急に対応が必要な課題となっています。
- この協力の実施により,質の高い教育を受けた正規教員が同養成校開校3年後には、毎年新たに380人養成され,同国における中等教育の質の改善に貢献することが期待されます。
- マラウイは教育の普及に積極的に取り組んでおり,我が国は同国の教育環境改善へ向けた努力を支援しています。我が国は教育分野において2011年から2015年までの5年間で35億ドルの支援を行うことを表明しており、この計画はその具体的支援策の一環となるものです。
(参考)
マラウイ共和国はアフリカ南部に位置し,面積は11.8万平方キロメートルを有し,人口は約1,538万人(世銀,2011),一人当たりGNI(国民総所得)は約360米ドル(世銀,2011)。