報道発表
杉山アジア大洋州局長とデイヴィーズ米国北朝鮮政策担当特別代表との意見交換
平成25年5月16日
本16日午後4時半から約2時間,杉山晋輔アジア大洋州局長は,外務省において,グリン・デイヴィーズ米国北朝鮮政策担当特別代表(Ambassador Glyn Davies, Special Representative for North Korea Policy)と意見交換を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 両者は,4月のケリー国務長官の訪日,その後の杉山局長の訪米,及びデイヴィーズ代表の直前の訪韓,訪中等を踏まえて,最近の北朝鮮情勢や日朝関係をめぐる最近の動き、今後の北朝鮮問題に対する取組等について意見交換を行いました。
- 両者は,金融面を中心とする北朝鮮に対する独自措置に関する日米協力を継続するとともに,北朝鮮が一連の安保理決議や六者会合共同声明を誠実かつ完全に実施することを引き続き強く求めていくこと,今後も,北朝鮮問題をめぐっては日米韓で緊密に連携しつつ,他の関係国,特に中国やロシアとも一層協力していくことを確認しました。また,北朝鮮との対話の窓は常に開いているが,それはあくまでも非核化に向けた対話であるべきとの点で一致しました。
- さらに,杉山局長は,拉致問題について改めて米国側の理解と支持を求め,両者は,引き続き協力していくことを確認しました。