報道発表
日・イラン外相電話会談
令和6年8月28日
8月28日、午後1時から約30分間、上川陽子外務大臣は、セイエド・アッバス・アラグチ・イラン・イスラム共和国外務大臣(H.E. Dr. Seyyed Abbas Araghchi, Minister of Foreign Affairs of the Islamic Republic of Iran)との間で電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、上川大臣から、アラグチ外相の就任に対して祝意を述べました。
- 続いて、上川大臣から、現下の中東情勢の悪化への深刻な懸念を表明しつつ、事態の更なるエスカレーションは、地域や国際社会全体の利益にならず、これ以上緊張を高めることがないようあらゆる外交努力がなされるべきであるとして、イランに自制を求めました。さらに、上川大臣から、イランが影響力を持つヒズボッラーやホーシー派を始めとする関係勢力への自制をイランから強く働きかけるよう求めました。
- また、上川大臣から、事態が緊迫化した場合の邦人保護への協力を要請しました。
- 双方は、中東地域における平和と安定の重要性を確認するとともに、両国の伝統的友好関係に基づき、日・イラン間で、引き続き意思疎通を継続していくことで一致しました。