報道発表

Women Political Leaders(WPL)、アイスランド政府及び同国議会主催『レイキャビク・グローバル・フォーラム2023』における上川外務大臣ビデオ・メッセージ

令和5年11月15日
ビデオメッセージを発出する上川外務大臣

 11月13日及び14日、Women Political Leaders(WPL)、アイスランド政府及び同国議会が主催する『レイキャビク・グローバル・フォーラム2023』が、アイスランドで開催されました。

  1. 同会合の開催に際し、上川陽子外務大臣は、概要以下のビデオ・メッセージを送る形で参加しました。
    1. 私は、2016年からWPLアンバサダーを務めています。また、「WPLサミット2019」の日本での開催に向けて尽力いたしました。「WPLサミット2019」の成果宣言では、女性の権利の向上や公的場面における社会参画が、世界全体の発展に資するものであることが指摘されました。また、災害に強い社会の構築等のあらゆる政策に女性の視点を取り入れることの重要性が認識されました。
    2. そして今、私は女性・平和・安全保障、いわゆるWPSの推進に力を注いでいます。女性や女児の保護や救済に取り組みつつ、女性自身が指導的な立場に立って紛争の予防や復興・平和構築に参画することで、より持続可能な平和に近づくことができる、これがWPSの考え方です。この考え方は「WPLサミット2019」の成果宣言と軌を一にするものです。
    3. 本フォーラムで取り上げられる「デジタル技術と生成AI」や「都市の未来」等のテーマについても「WPLサミット2019」及びWPSの視点は重要です。例えば、「都市の未来」において議論される気候変動については、その影響により、近年世界各地で自然災害が多発していますが、被災地における対応や、防災・減災の分野にもWPSの考え方は当てはまります。
    4. 本フォーラムが、そのような視点を念頭において議論できる場となることを期待するとともに、本フォーラムが、ジェンダー平等及び女性のエンパワーメントを一層推進するための契機となることを願っております。
  2. 今回の会合には、カトリン・ヤコブスドッティル・アイスランド首相、ビャルニ・ベネディクトソン・アイスランド外務大臣、デルフィーヌ・オ・フランス・ジェンダー平等担当大使等、82か国から約500人が参加しました。上川大臣のメッセージ・ビデオは14日に流れ、会場から大きな拍手が送られました。登壇者は様々な視角からジェンダー平等促進に関して活発な議論を行いました。
(参考1)別添PDF

 上川大臣ビデオ・メッセージ(英文(PDF)別ウィンドウで開く和文(PDF)別ウィンドウで開く

(参考2)Women Political Leaders (WPL)

 WPLは女性政治家の国際的ネットワークであり、女性の政治的リーダーの数と影響力の増加を目的に活動している団体。2013年、元欧州議会副議長のシルヴァナ・コッホ・メーリンによって創設された。


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