報道発表
「国連三角パートナーシップ・プログラム・国連野外衛生救護補助員コース」への教官派遣
令和5年7月3日
- 7月5日から19日まで、国連三角パートナーシップ・プログラムの下、国連活動支援局がウガンダ共和国において実施する国連野外衛生救護補助員コース(United Nations Field Medical Assistants Course:UNFMAC)の教官養成訓練に、日本から陸上自衛官1名(医官)を教官として派遣します。
- 本訓練コースは、国連PKO要員の安全性の向上が喫緊の課題になっていることから、日本が国連と開始したプロジェクトです。本訓練に参加する国連PKO要員派遣国の訓練生は、応急救護の技能習得を通じて、ミッションの活動における安全性の向上に貢献することが期待されます。
(参考1)国連三角パートナーシップ・プログラム(UN Triangular Partnership Programme (TPP))
国連、支援国、要員派遣国の三者が協力して国連PKO要員の能力構築支援を行う枠組み。日本は、平成26年に国連で開催された第1回国連PKOサミットにおいて、安倍総理大臣(当時)がTPP創設の契機となったPKO早期展開への支援を表明して以来、工兵、医療等の分野における訓練への教官派遣を通じて、旗振り役としてこの枠組みを推進している。
(参考2)国連野外衛生救護補助員コース
本訓練に参加する各国の教官は、国連の監督の下、訓練生に対する教育訓練を実施します。なお、これらの教官は、今後の訓練において全体の指導監督を行うヘッドトレーナーになることも期待されています。
(参考3)訓練概要・訓練期間:7月5日から19日
- 派遣先:ウガンダ(国連エンテベ地域支援センター)
- 派遣要員:田中 雄也 2等陸佐(医官)
- 事業内容:野外で衛生救護の処置を行うための訓練