報道発表
環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)への英国の加入に関する議定書の署名
令和5年7月16日
7月16日、ニュージーランドのオークランドにおいて、我が国から政府代表として派遣された後藤茂之経済再生担当大臣が、CPTPPへのグレートブリテン及び北アイルランド連合王国(英国)の加入に関する議定書に署名しました。
- 加入交渉の際、英国は、CPTPPに含まれる既存のルールを遵守する手段を示すとともに、CPTPP締約国との間で、物品、サービス・投資、金融サービス、ビジネス関係者の一時的入国、政府調達等について、商業的に意味のある市場アクセスを約束しました。本議定書は、こうした加入交渉の結果を踏まえ、CPTPPへの英国の加入条件等について法的な枠組みを定めるものです。
- CPTPPへの英国の加入は、自由貿易、開かれた競争的市場、ルールに基づく貿易システム及び経済統合の促進に資するものです。我が国を含む環太平洋地域、ひいては同地域を超えて世界全体の貿易・経済の更なる成長・発展や、自由で公正な経済秩序を形成していく上で大きな意義を有します。
(参考1)CPTPPへの英国の加入交渉
2021年2月、英国がCPTPPへの加入要請を通報。同年6月、英国加入作業部会(議長:日本)を設置。英国による同協定のルール遵守及び市場アクセスに関して交渉を行い、2023年3月に交渉が実質的に妥結。
(参考2)別添