報道発表
日米次官協議
令和4年6月8日
6月8日午後3時20分(日韓時差なし)から約1時間、日米韓次官協議出席のため韓国を訪問中の森健良外務事務次官は、ウェンディ・シャーマン米国国務副長官(Ambassador Wendy R. Sherman, Deputy Secretary of State of the United States of America)と日米次官協議を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、両者は、5月のバイデン大統領の訪日により、米国のインド太平洋地域に対する揺るぎないコミットメントが示されたことを歓迎し、その成果を力強く後押ししていくことで一致するとともに、日米首脳会談での議論も踏まえ、日米同盟の抑止力・対処力を早急に強化していくことを改めて確認しました。
- 両者は、地域情勢について意見交換を行いました。
- (1)両者は、ロシアが一刻も早くウクライナ侵略を止めるよう、同志国との連携の下、対露制裁を維持・強化していくとともに、引き続きウクライナへの支援を行っていくことで一致しました。また、両者は、国際社会の連帯の一層の強化に向け、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
- (2)両者は、中国をめぐる諸課題への対応に当たり、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
- (3)両者は、同日行われた日米韓次官協議の結果も踏まえ、北朝鮮の核・ミサイル問題への対応に当たり、引き続き日米、日米韓で緊密に連携していくことで一致しました。
- 森次官は、インド太平洋経済枠組み(IPEF)の立上げを改めて歓迎し、その具体化に向け、日本として協力していく旨述べた上で、戦略的な観点から、米国のTPP復帰を促しました。また、両者は、本年7月に開催予定の閣僚級の日米経済政策協議委員会(経済版「2+2」)の成功に向け、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。