報道発表
感染症危険情報の見直し
令和4年5月26日
- 新型コロナの感染状況は各国・地域の状況により異なるものの、世界全体としては新規感染者数・死亡者数は減少傾向にあり、ワクチン接種が進展してきている国々を中心に、死亡・重症化リスクの低下が見られ、水際や国内における規制の緩和も進んでいます。こうした傾向を踏まえ、各国・地域における感染状況、ワクチン接種状況、感染症対策・医療体制、各種施策の状況等、各国・地域の実情を総合的に勘案した上で、今般、感染症危険情報レベルを見直しました。
- その結果、5月26日付で、感染症危険情報レベル3「渡航中止勧告」の指定については56か国・地域から41か国に、レベル2「不要不急の渡航は止めてください」の指定については145か国・地域から124か国・地域となりました。また、感染状況が特に落ち着いている36か国・地域については、レベル1「十分注意してください」としました。詳細は以下のとおりです。
- (1)レベル3から2への引下げ
- (ア)中南米(2か国)
グアテマラ、グレナダ - (イ)欧州(6か国)
アルメニア、ウクライナ、エストニア、スロバキア、ベラルーシ、ロシア - (ウ)中東・アフリカ(7か国・地域)
パレスチナ、レバノン、エジプト、コモロ、サントメ・プリンシペ、南アフリカ、レソト - (2)レベル2から1への引下げ
- (ア)アジア・大洋州(11か国・地域)
カンボジア、シンガポール、タイ、ブルネイ、ベトナム、香港、マカオ、マレーシア、モルディブ、ナウル、フィジー - (イ)北米(2か国)
米国、カナダ - (ウ)中南米(9か国)
アルゼンチン、ウルグアイ、エクアドル、キューバ、コスタリカ、チリ、パナマ、ブラジル、ペルー - (エ)欧州(9か国)
アイスランド、アイルランド、英国、オランダ、スウェーデン、スペイン、デンマーク、ノルウェー、ベルギー - (オ)中東・アフリカ(5か国)
アラブ首長国連邦、カタール、クウェート、サウジアラビア、モーリシャス
- 以上を踏まえ、海外渡航を検討される方々に対しては、感染予防の観点から、必要なワクチン接種を受けた上で渡航することをお勧めいたします。また、現行の日本政府の水際措置により、渡航先の感染症危険情報レベルにかかわらず、日本入国・帰国時には引き続き、出国前72時間以内に取得した陰性証明書の提示が求められるところ、海外渡航先において同陰性証明書の取得をお願いいたします。
- また、今回見直しが行われた感染症危険情報とは別途、治安情勢に関する安全対策の目安である危険情報も発出しておりますので、海外渡航の際には渡航先の同情報も確認いただきますようお願いいたします。
- 引き続き、海外安全ホームページやメールを通じて海外渡航者及び現地在留邦人に対して適時適切な情報発信・注意喚起を行っていきます。