報道発表
なりすましによる旅券不正取得防止のための審査強化期間の実施
令和4年2月8日
- 外務省は、近年、なりすましによる旅券の不正取得事案が発生している状況を踏まえ、2月20日の「旅券の日」に合わせて、「なりすましによる旅券不正取得防止のための審査強化期間」を実施することとしました。実施期間は、2月18日から3月3日までです。また、各都道府県においては、この期間に加え、本年中の適当な時期に別途、審査強化期間を設け、旅券の不正取得の防止対策を推進していきます。
- 他人になりすまして不正取得された旅券は、不法な出入国に使用され、国際テロや人身取引・不法移民等の国際組織犯罪の発生を助長するほか、他人名義での借金、あるいは振り込め詐欺等の犯罪に使用するための携帯電話契約や銀行口座の開設に悪用されるなど、さらなる犯罪被害につながるおそれがあります。
- 審査強化期間中は、各都道府県旅券窓口において、本人確認の重要性について、申請者から理解を得ながら、本人確認の審査を厳重に行うとともに、警察等関係機関との連携を密にして、他人になりすました者による旅券の不正取得の未然防止と撲滅を図ります。
[参考1]
実施期間:令和4年2月18日から3月3日まで
場所:都道府県パスポートセンター
(注)審査強化期間は、上記実施期間以外にも、各都道府県が別途の期間を設けて実施。
過去5年間に把握したなりすましによる旅券の不正取得数は、平成29年が10冊、平成30年が10冊、令和元年が8冊、令和2年が3冊、令和3年が3冊。