報道発表
アクイリノ米インド太平洋軍司令官による林外務大臣表敬
令和3年11月11日
11月11日、午後4時から約20分間、林芳正外務大臣は、訪日中のジョン・アクイリノ米インド太平洋軍司令官(Admiral John C. Aquilino, Commander, U.S. Indo-Pacific Command)の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、林大臣から、アクイリノ司令官の訪日を歓迎し、日米同盟はインド太平洋の平和、安全、繁栄の礎であり、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて連携していきたい旨述べました。これに対し、アクイリノ司令官から、林大臣の就任に祝意を表するとともに、地域の平和、安定、繁栄のため、「自由で開かれたインド太平洋」を実現することにコミットしている旨述べました。
- 双方は、日米間の安全保障協力や地域情勢について意見交換を行い、インド太平洋地域の平和と安定の重要性を確認しました。双方は、中国による一方的な現状変更の試みに対する深刻な懸念を共有しました。更に、北朝鮮による核・ミサイル活動を含め、北朝鮮をめぐる最新の情勢について意見交換を行い、引き続き、日米で緊密に連携していくことを確認しました。その上で、双方は、日米同盟の抑止力・対処力の一層の強化に向けて、引き続き日米間で緊密に連携していくことを確認しました。
- また、双方は、日米同盟の抑止力を維持しつつ沖縄を始めとする地元の負担軽減を図る観点から、普天間飛行場の辺野古移設及び在沖縄米海兵隊のグアム移転を始めとする在日米軍再編を着実に進めるとのコミットメントを再確認しました。また、林大臣から、在日米軍の安定的駐留のためには地元の理解と協力が不可欠であり、日本で活動する米軍の地元への影響に配慮した安全な運用、事件・事故での円滑な対応等のために引き続き緊密に協力していきたい旨述べました。