報道発表

日中高級事務レベル海洋協議団長間協議

令和3年11月10日

 11月10日、日中高級事務レベル海洋協議団長間協議として、船越健裕アジア大洋州局長と洪亮(こう・りょう)中国外交部辺境海洋事務司長との間でテレビ会議を実施しました。

  1. 双方は、東シナ海を始めとする海洋・安全保障分野の様々な課題について率直な対話を行いました。
  2. 日本側から、尖閣諸島を巡る状況や、我が国周辺海域における中国の活発化する軍事活動を始めとする海洋・安全保障分野の課題に係る我が国の立場、懸念を改めて申し入れ、中国側の行動を強く求めました。
  3. 双方は、日中海上捜索・救助(SAR)協定に基づく海上捜索救助協力、「日中防衛当局間の海空連絡メカニズム」の「日中防衛当局間のホットライン」の早期開設に向けた取組、日中外交当局間海洋事務従事者交流等の海洋分野における具体的な協力・交流を推進していくことを確認しました。
  4. 双方は、日中首脳間で確認した建設的かつ安定的な日中関係を共に構築していくという観点からも、この分野について意思疎通を継続することの重要性を確認しました。
  5. また、第13回日中高級事務レベル海洋協議を、年内の双方にとって適切な時期に開催すべく、引き続き連絡を取っていくことで一致しました。

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