報道発表

マリ共和国に対する無償資金協力に関する書簡の交換

令和3年3月12日

 3月11日(現地時間同日)、マリ共和国の首都バマコにおいて、我が方、黒木大輔駐マリ共和国日本国特命全権大使と先方サリー・ハイドック国際連合世界食糧計画(WFP)マリ事務所代表(Ms. Sally Haydock, Representative and Country Director, World Food Programme in Mali) との間で、マリに対するWFPを通じた食糧援助として、供与額3億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。各案件の概要は以下のとおりです。

  1. マリでは、2013年以降の治安情勢の急激な悪化及び気象変動による洪水被害等が農作物の収穫に影響を及ぼしており、また、食料の国内流通にも支障を来しています。2019年末時点で270万人以上が食料不足に直面しており、国際社会による支援が必要とされています。この協力は、WFPを通じて、マリに対して食糧(米及び被災地産魚缶詰)を供与することにより、同国の食料事情の改善を図るものです。
  2. 我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「強靱かつ持続可能な社会の構築への貢献」を表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。
(参考)マリ共和国基礎データ

 マリ共和国の面積は、約124万平方キロメートル(日本の約3.3倍)、人口は約1,966万人(2019年、世界銀行)、人口一人当たりの国民総所得(GNI)は880米ドル(2019年、世界銀行)。


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