報道発表

日・インドネシア外相電話会談

令和3年3月4日

 3月4日、午後7時から30分間、茂木敏充外務大臣は、ルトノ・マルスディ・インドネシア共和国外務大臣(H.E. Ms. Retno L.P. Marsudi, Minister for Foreign Affairs of the Republic of Indonesia)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 両外相は、先月に引き続き、ミャンマー情勢について突っ込んだ意見交換を行い、昨日の事態を含め、ミャンマー各地のデモにおいて、治安当局の実力行使によって多数の民間人が死傷している状況を強く懸念するとの認識で一致しました。茂木大臣からは、民間人に対する暴力の即時停止、アウン・サン・スー・チー国家最高顧問を含む関係者の解放、民主的な政治体制の早期回復をミャンマー国軍に対し引き続き強く求めていく方針を改めて伝えました。
  2. 茂木大臣から、インドネシアがイニシアティブをとりASEAN非公式外相会議が開催され、ASEANが事態の打開のために対話の努力を行っていることを評価し、歓迎する旨伝えました。これに対してルトノ外相からは、ミャンマー国民の安全確保や民主的プロセスへの回帰の重要性を含め、ASEANの取組について発言があり、3月2日に開催されたASEAN非公式外相会議の結果についての説明がありました。両外相は、ミャンマー情勢に関して今後も引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
  3. 茂木大臣から、中国の海警法を含む最近の動向について深刻な懸念を表明しました。両大臣は、東シナ海・南シナ海などの地域情勢について認識を共有し、今後も緊密に連携していくことで一致しました。
  4. また、両外相は、二国間の協力についても議論しました。

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