報道発表

サモア独立国に対する債務救済措置(債務支払猶予方式)について

令和3年3月3日
  1. 我が国は、サモア独立国政府に対する債務救済措置(債務支払猶予方式)に関し、同国政府との間で交渉を行ってきた結果、このほど支払猶予条件の細目につき合意しました。これを受け、このための書簡の交換が3月3日(現地時間同日)、サモア独立国の首都アピアにおいて、我が方、寺澤元一駐サモア独立国日本国特命全権大使と先方トゥイラエパ・ファティアロファ・ルペソリアイ・サイレレ・マリエレガオイ首相兼外務貿易大臣(Hon. Tuilaepa Fatialofa Lupesoliai Sailele Malielegaoi, Prime Minister and Minister of Foreign Affairs and Trade of the Independent State of Samoa)との間で行われました。
  2. 今回の債務救済措置(債務支払猶予方式)は、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)危機への対応として、2020年4月15日にG20財務大臣・中央銀行総裁会議及びパリクラブ(主要債権国会合)で合意した債務支払猶予イニシアティブ(DSSI)を受け、同年8月27日にパリクラブにおいて到達した結論に基づくものであり、概要は以下のとおりです。
  • (1)対象となる債務
    2020年3月24日より前に契約された借款契約に基づいて支払われる債務のうち、2020年5月1日から2020年12月31日までの間に弁済期限が到来した元本及び利子。
  • (2)対象となる債務の総額
    国際協力機構(JICA)関係債務
    約1億743万円
  • (3)支払方法
    2022年6月15日に始まる6回の均等半年賦払
  • (4)繰延金利
    国際協力機構(JICA)関係債務
    0.45%
(参考)サモア独立国基礎データ

 サモア独立国の面積は約2,840平方キロメートル(東京都の約1.3倍)、人口は約19.7万人(2019年、世界銀行)、一人当たりの国民総所得(GNI)は4,180米ドル(2019年、世界銀行)。


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