報道発表

カンボジア王国におけるシハヌークビル港船舶航行安全システム整備計画のための
無償資金協力に関する書簡の交換

令和3年3月1日

 3月1日(現地時間同日)、カンボジア王国の首都プノンペンにおいて、我が方、三上正裕駐カンボジア王国日本国特命全権大使とプラック・ソコン・カンボジア王国副首相兼外務国際協力大臣(H.E. Mr. PRAK Sokhonn, Deputy Prime Minister, Minister of Foreign Affairs and International Cooperation of the Kingdom of Cambodia)との間で、11.32億円の無償資金協力「シハヌークビル港船舶航行安全システム整備計画」に関する交換公文の署名が行われました。

  1. シハヌークビル港は、カンボジア唯一の大水深港であり、同国のコンテナ取扱量の約7割を占める重要な港です。近年の取扱貨物量や入出港船舶数の急激な増加に伴い、港湾運営は年々高度・複雑化していますが、現在同港に設置されている航行船舶を監視するシステムは、監視範囲が狭く、安全対策上不十分です。
  2. 本計画では、同港の航行船舶の安全対策に必要なレーダー等の船舶航行監視システムに関する機材を供与することで、同港の安全対策能力の向上を図り、もって同国のさらなる社会・経済発展及びメコン地域の連結性強化に寄与するものです。
(参考)カンボジア王国基礎データ

 カンボジア王国は、面積約18万平方キロメートル(日本の約0.48倍)を有し、人口約1,555万人(2019年、カンボジア国勢調査)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)は1,480ドル(2019年、世界銀行)。


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