報道発表
「官民合同テロ・誘拐対策実地訓練簡易版」の実施
令和元年11月15日



1 本15日,東京において,外務省は,本年9月に引き続き,危機管理会社の協力を得て今年度第2回目となる「官民合同テロ・誘拐対策実地訓練簡易版」を実施しました。
2 近年,邦人の海外渡航や日本企業の海外進出の増加に伴い,邦人が海外でテロ・誘拐事件等に巻き込まれる危険性も高まっている中,在外邦人の安全対策をこれまで以上に強化するとともに,緊急事態発生時における官と民の連携を強化することが求められています。 この訓練は,こうした背景の下,民間企業関係者にとってアクセスの良い東京都内において,昨年度に引き続き,外務省が開催経費を補助する形で実施されました。
3 この訓練には,日本企業・団体等から計65人が参加し,危機管理会社によるセミナーに続き,ほふく前進や,止血法や心肺蘇生法の実演,特急誘拐,レストランでのテロリスト襲撃等の状況設定の下でフィールド型の訓練が行われました。特にレストランでのテロリスト襲撃を想定したテロ対応の訓練については参加者から高評価が得られました。
4 このような訓練を契機として,日本企業の実践的な知識や技能が向上し,海外における日本企業の危機管理体制が益々強化されることが期待されます。