報道発表
「官民合同テロ・誘拐対策実地訓練簡易版」の実施
令和元年9月30日



1 9月27日,東京において,外務省は,危機管理会社の協力を得て「官民合同テロ・誘拐対策実地訓練簡易版」を実施しました。
2 近年,邦人の海外渡航や日本企業の海外進出の増加に伴い,邦人が海外でテロ・誘拐事件等に巻き込まれる危険性も高まっている中,在外邦人の安全対策をこれまで以上に強化するとともに,緊急事態発生時における官と民の連携を強化することが求められています。 この訓練は,こうした背景の下,民間企業関係者にとってアクセスの良い東京都内において,昨年度に引き続き,外務省が開催経費を補助する形で実施されました。
3 この訓練では,訓練の実施を委託した危機管理会社によるセミナーに続き,ほふく前進や銃撃を受けた際の退避,止血法や心肺蘇生法の実演,特急誘拐等の状況設定の元でフィールド型の訓練が行われました。
4 この訓練には日本企業・団体から計77人が参加するなど,大変好評であったことから,本年度は,11月15日午後(3時間)に2回目を実施する予定です(詳細はこちら(PDF))。
5 このような訓練を契機として,海外における日本企業の危機管理体制が益々強化されることが期待されます。