報道発表
日・インドネシア遺骨収集協定の署名
1 本25日(日本時間同日),インドネシア・ジャカルタにおいて,「第二次世界大戦の間にインドネシア共和国パプア州及び西パプア州において死亡した日本の兵士の遺骨の発掘,収集及び送還に関する日本国政府とインドネシア共和国政府との間の協定」(日・インドネシア遺骨収集協定)(和文(PDF)/英文(PDF)
/インドネシア語文(PDF)
)の署名が,我が方石井正文駐インドネシア大使と先方ヒルマール・インドネシア教育文化省文化総局長(Mr. Hilmar Farid, Director-General for Culture, Ministry of Education and Culture of the Republic of Indonesia)との間で行われました。
2 この協定は,我が国とインドネシアとの間で,第二次世界大戦の間にインドネシアのパプア州及び西パプア州において亡くなった日本の兵士の御遺骨についての収集事業実施に係る手続等を定めるものです。
3 この協定に基づき,インドネシアにおける遺骨収集事業が早期に再開されるとともに,我が国とインドネシア両国間の友好関係が一層発展することが期待されます。
[参考]インドネシアにおける海外戦没者の遺骨収集
(1)先の大戦においてインドネシアのパプア州及び西パプア州の戦没者は約53,000人と推定されている。これまで,陸海軍部隊や一般邦人の引揚者が持ち帰ったものを含めると同地域において33,430柱の御遺骨を収容し,現在も未収容の遺骨が19.570柱あると推定されている。
(2)2017年1月の安倍総理大臣によるインドネシア訪問の際にジョコ大統領との間で遺骨収集の再開に向けた調整を加速する意図を共有(PDF)し,その後,両国政府間で国際約束の締結に向けて協議を継続し,本年3月に交渉妥結に至っていた。