報道発表

ブラジルに対する無償資金協力
「ベネズエラ難民・移民人道支援計画」(UNHCR連携)に関する書簡の交換

令和元年6月7日

  1. 1 本7日(現地時間6日),ブラジル連邦共和国の首都ブラジリアにおいて,我が方山田彰駐ブラジル大使と先方ジョゼ・エガス国連難民高等弁務官事務所ブラジル事務所代表(Mr. José Egas, Representative of UNHCR in Brazil)との間で,「ベネズエラ難民・移民人道支援計画」(UNHCR連携)(供与限度額4億1,700万円)に関する書簡の交換が行われました。

    2 昨今のベネズエラの経済・社会情勢の悪化により,UNHCRによれば,2019年2月までに340万人の難民・移民等がベネズエラから近隣諸国に流出しています。同様にブラジルには9万6千人が流入し,その多くはブラジル北部のロライマ州に入国しています。難民・移民等の大量流入により,受入れ地域住民の生活環境は悪化するとともに,難民・移民等と受入れ地域住民との間に不和が生じ,同地域の不安定な情勢の一要因となっているとの指摘がなされています。ブラジル政府は国連機関と連携し,庇護を申請している6万5千人の人々への対応を行うなど状況改善に努めていますが,北部の小さな町において急激に増加している難民・移民等の受入れによって発生している事態に十分に対応できていないのが現状です。

    3 この計画は,ベネズエラ難民・移民等のブラジルにおける入国時登録,保健医療,児童保護等に関する体制の整備及び,受入れ地域住民に対する総合的支援を実施するものです。この協力により,難民・移民等(約7万2千人)に対し,入国時に必要とされる適切な情報が提供されるとともにベネズエラ難民・移民等及び受入れ地域ブラジル人(約1万4千人)に基礎的保健サービスが提供され,また子ども達(約1万2千人)に暴力・虐待・搾取から逃れるための支援が実施されます。同計画により,これらベネズエラ難民・移民等のブラジル社会における生活の円滑な開始を支援し,また,受入れ地域ブラジル人の安全確保を図ることに貢献し,同国の人間の安全保障の確保及び同国との互恵的協力関係の促進に寄与することが期待されます。>

    [参考]ブラジル連邦共和国基礎データ
     ブラジル連邦共和国は,面積約851.2万平方キロメートル(日本の約22.5倍),人口約2億900万人(2017年,世界銀行)。人口1人当たりの国民総所得(GNI)は約8,580米ドル(2017年,世界銀行)。


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