報道発表

バヌアツの保健・医療・衛生サービス向上のための支援
(無償資金協力に関する書簡の交換)

平成31年4月16日

  1. 1 本16日(現地時間同日),バヌアツ共和国の首都ポートビラにおいて,我が方勝又晴美在バヌアツ大使と先方ラルフ・レゲンバヌ外務・国際協力・貿易大臣(Hon. Ralph Regenvanu, Minister of Foreign Affairs, International Cooperation and External Trade of the Republic of Vanuatu)との間で,バヌアツの保健・医療・衛生サービス向上のため支援として,供与額6億円の無償資金協力「経済社会開発計画」に関する書簡の交換が行われました。

    2 バヌアツは自然災害の発生頻度の高さと災害に対するインフラの脆弱性等から,国連大学の世界リスク報告(2016年度版)において,世界171か国中災害リスク指標が1位とされています。同国のアンバエ島において火山活動が活発化し噴火のリスクが高まったため,昨年5月,バヌアツ政府は非常事態宣言を発出し,全島民約1万1千人の島外への恒久的な移住を決定しました。この住民移住は同年8月には完了しましたが,アンバエ島民が移住した島では住民を受け入れるための基礎的なインフラが十分でなく,移住した島民は劣悪な環境での生活を強いられています。中でも,医療関係機材等の不足は,移住した島民だけでなく元々の住民に影響を及ぼしており,保健・医療・衛生サービスの向上のための医療機材等の整備が喫緊の課題となっています。

    3 この協力では,バヌアツ政府に対し,医療機材等(回診車,人工呼吸器等)を供与することにより,移住した島民だけでなく元々の住民に対する保健・医療・衛生サービス向上を図り,もって社会の安定化を通じた同国の経済社会開発に寄与することが期待されます。

    4 この協力は,昨年5月18日及び19日に福島県いわき市において開催された第8回太平洋・島サミットにおいて,我が国政府が表明した支援の柱である「強靱かつ持続可能な発展の基盤強化」(PDF)別ウィンドウで開くに資する協力として実施するものです。

    [参考1]バヌアツ共和国基礎データ
     バヌアツ共和国は,面積1万2.190平方キロメートル(新潟県とほぼ同じ),人口約27.6万人(2017年,世界銀行),一人当たりの国民総所得(GNI)は2,920米ドル(2017年,世界銀行)。

    [参考2]第8回太平洋・島サミット

    (1)第8回太平洋・島サミット(PALM8)は2018年5月18日及び19日に福島県いわき市において開催。16の太平洋島嶼国・地域及びオーストラリア・ニュージーランドの首脳級等が出席。バヌアツからはサルワイ首相が参加した

    (2)我が国は,PALM8において,(ア)自由で開かれた持続可能な海洋,(イ)強靱かつ持続可能な発展の基盤強化,(ウ)人的交流・往来の活性化の3つを柱として,今後3年間でこれまでの実績も踏まえた,従来同様の,しっかりとした開発協力の実施及び成長と繁栄の基盤である人材の育成・交流の一層の強化を表明した。


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