報道発表

ホンジュラスの貧困層住民の食料安全保障のための支援
(無償資金協力「経済社会開発計画」)

平成31年4月4日

  1. 1 本4日(現地時間3日),ホンジュラス共和国の首都テグシガルパにおいて,我が方福田紀夫駐ホンジュラス大使と先方マリア・ドローレス・アグエロ・ララ・ホンジュラス共和国外務・国際協力大臣(H.E. Mrs. María Dolores Agüero Lara, Secretary of State for Foreign Affairs and International Cooperation of the Republic of Honduras)との間で,供与額4.5億円の無償資金協力「経済社会開発計画」に関する書簡の交換が行われました。

    2 ホンジュラスは中南米諸国の中でも貧困率が高く,ハリケーン等の自然災害や,治安情勢等,持続可能な成長に向け多くの課題を抱えています。また,都市部と農村部の所得格差も依然として大きいことから,我が国はこれまで「地方開発」及び「防災対策」を重点分野として,様々な協力を実施しています。

    3 この計画は,我が国で製造された農業用水関連機材をホンジュラス緊急事態対処常設委員会(COPECO)に供与することにより,干ばつ地帯の水源確保及び貯水機能整備を行うものです。

    4 ホンジュラスは近年,気候変動の影響による乾期の長期化による干ばつが深刻化し,昨年は雨量が平年を大きく下回り,乾燥地帯の貧困層を中心に甚大な被害をもたらしました。同年8月中旬時点では145市17万世帯約70万人が被災し,当該地域の小規模農家は,自給目的で耕作する主食のトウモロコシ及びフリホール豆の収穫量約70%を損失,特に被害が深刻な地域では100%に近い作物が被害を受けました。この計画を通じて,乾燥地帯の水源を確保し,貯水機能を整備することにより,干ばつで自給用作物の生産に大きな影響を受けている貧困層住民の食料安全保障に寄与することが期待されます。

    5 また,ホンジュラスでは昨年10月以来,貧困層等が移民キャラバンを形成,米国を目指し移動を進めています。移民キャラバンの背景にある最大の要因の一つは貧困であり,気候変動による干ばつ等の災害は,貧困層に更なる打撃を与え,貧困を助長していることが指摘されています。この計画は,長期的には,生活改善を通じ,移民問題の根底にある貧困の削減に寄与することも期待されています。

    [参考]ホンジュラス共和国基礎データ
     ホンジュラス共和国は,面積約11.2万平方キロメートル(日本の約3分の1弱),人口約927万人(2017年,世界銀行)。人口1人当たりの国民総所得(GNI)は約2,250米ドル(2017年,世界銀行)。


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