報道発表

ミャンマーに対する旅客・貨物の輸送能力強化及び人材育成・雇用創出のための支援(無償資金協力)

平成30年12月12日

  1. 1 本12日(現地時間同日),ミャンマー連邦共和国の首都ネーピードーにおいて,我が方丸山市郎駐ミャンマー大使と先方セッ・アウン計画・財務副大臣(Dr. Set Aung, Deputy Minister for Planning and Finance)との間で,下記2件の無償資金協力に関する交換公文の署名が行われました。

    2 対象案件の概要

    (1)ミャンマーの旅客・貨物の輸送能力強化のための支援(経済社会開発計画)(供与額:8億円)
    ミャンマーにおける年間の鉄道利用者数は約4,800万人(2015年)と,鉄道はミャンマー国民の足として物流及び人の輸送・移動を支えています。近年,民主化に伴う経済活性化を通じて鉄道旅客の需要が増加しており,2011年から開始された自動車の輸入制限緩和によるヤンゴン市内の道路渋滞もあり,鉄道輸送の早急な改善が求められています。
     電化されていないミャンマーの鉄道網において気動車の需要は極めて高く,現在,ヤンゴン環状鉄道のほか,全域で使用されています。現有の気動車については,機器の経年劣化等から約100両が走行不能の状態にあるため,運行状況に影響を及ぼしつつあり,早急に車両台数の確保が必要な状況です。
     この計画は,ミャンマー鉄道局に対し,我が国の鉄道輸送業者で使用されている,冷房付きで加速減機能に優れ,乗り心地が快適な中古気動車30両及び必要なスペアパーツ等を供与することにより,早急に効率的で快適な列車運行と旅客輸送能力強化を図るものです。これにより,1日約90,000人が快適に移動できるようになり,ミャンマーの経済社会開発にも寄与することが期待されます。

    (2)日本ミャンマー・アウンサン職業訓練学校整備計画(詳細設計)(供与限度額:1億6,500万円)
     今回の協力は,日本の知見を生かした質の高い職業訓練を行うために,ヤンゴン市において,新たに設立された職業訓練学校の施設・機材を整備する計画の詳細設計を行うものです。今後,質の高い教育・訓練を提供する職業訓練学校を設立し,もってミャンマーの産業界と労働市場のニーズを踏まえた人材育成と雇用創出に寄与することが期待されます。

     これらの案件は,2016年11月に行われた安倍総理大臣とアウン・サン・スー・チー・ミャンマー国家最高顧問との会談において,安倍総理大臣が表明した2016年度から官民合わせて5年間で8,000億円のコミットメントの実施に資する案件です。


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