報道発表

モルディブの海上油流出事故への対応能力強化のための支援
(無償資金協力「経済社会開発計画」)

平成30年12月4日

  1. 1 本4日(現地時間同日),モルディブ共和国の首都マレにおいて,薗浦健太郎内閣総理大臣補佐官の立ち会いの下,我が方遠藤和巳駐モルディブ大使と先方アブドゥッラ・シャーヒド外務大臣(H.E. Mr. Abdullah Shahid, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Maldives)との間で,3億円を供与額とする海上油流出事故への対応能力強化のための支援に関する無償資金協力(経済社会開発計画)の書簡の交換が行われました。

    2 モルディブは大小1,190の環礁島から構成される小島嶼開発途上国(SIDS)であり,インド洋シーレーンの要衝に位置して船舶の往来が多いため,大小様々な規模の油流出事故が多く発生しています。このような事故が発生すると,流出油が海に拡散し,海洋及び珊瑚礁を汚染させるなど深刻な環境問題に発展するとともに,GDP比約76%を占める主要産業の観光業や観光資源に損害を与えることになります。

    3 海上で油流出事故が発生した際は,海洋環境及び沿岸地域の保護,海難事故対応を主要業務とするモルディブ沿岸警備隊がこれに対応することになりますが,沿岸警備隊は本格的な油濁処理機材を所有していないため,小規模な油流出事故以外には対応できていません。

    4 この協力は,我が国で製造された油濁処理機材(油回収機,オイルフェンス,展張船等)を供与するものです。この協力により,海上で油流出事故が発生した際の対応能力強化及び観光資源の保全が図られ,もって社会の安定化を通じてモルディブの経済社会開発に寄与することが期待されます。

    〔参考〕モルディブ共和国基礎データ
     モルディブ共和国は,面積約298平方キロメートル(東京23区の約半分),人口約43万人(2017年,世界銀行),人口1人当たり国民総所得(GNI)9,570米ドル(2017年,世界銀行)。


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