報道発表

秋葉外務事務次官による李洙勲在京韓国大使の召致

平成30年11月29日

 本29日午前11時15分頃,秋葉剛男外務事務次官が李洙勲(イ・スフン)在京韓国大使を召致し,同日言い渡された韓国大法院による旧朝鮮半島出身労働者に関する判決について,日本の立場を伝えたところ,概要は以下のとおりです。

1 秋葉次官から,以下のとおり述べました。
 本日,先月30日に引き続き,日韓請求権協定第2条に明らかに反し,国交正常化以来の法的基盤を根本から覆す判決が出されたことは極めて遺憾であり,断じて受け入れられない。貴国政府に対し,直ちに国際法違反の状態を是正することを含め,適切な措置を講ずることを重ねて強く求める。また,直ちに適切な措置が講じられない場合には,引き続き,国際裁判や対抗措置も含めあらゆる選択肢を視野に入れ,毅然とした対応を講ずる考えである。

2 これに対し,李大使から,日本側の申し入れの内容を然るべく本国に報告する旨述べました。


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