報道発表
シュティルハルト赤十字国際委員会事業総局長の山田外務大臣政務官表敬

本31日,午前10時35分から約15分間,山田賢司外務大臣政務官は,訪日中のドミニク・シュティルハルト赤十字国際委員会事業総局長(Mr. Dominik STILLHART, Director of Operation, International Committee of the Red Cross (ICRC))の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,山田政務官から,シュティルハルト総局長の今次訪問を歓迎するとともに,他の国際機関がアクセスできない危険な紛争地域などで活動を行うICRCを,他の組織とは一線を画した人道支援機関として高く評価する旨述べました。これに対し,シュティルハルト総局長からは,中東等で紛争を背景とした人道ニーズが高まっており,日本の一貫した支援に感謝するとともに今後の更なる支援に期待する旨述べました。
2 また,山田政務官から,我が国としてもICRCに可能な限り協力していきたい旨述べたところ,シュティルハルト総局長から,引き続き日本赤十字社とも協力し,邦人職員増強に努めたい旨発言がありました。
[参考1]ドミニク・シュティルハルト赤十字国際委員会(ICRC)事業総局長
1964年生まれ。スイス人。1991年からICRCで活動を始め,本部事業総局次長,人材運営プログラム部長等を経て現職。
[参考2]赤十字国際委員会(ICRC)(PDF)
スイス人アンリ・デュナンが紛争犠牲者の保護のための組織及び条約の必要性を提唱したことを受けて,1863年にジュネーヴにて設立。国際赤十字・赤新月運動の基本原則(人道・公平・中立・独立・奉仕・単一・世界性)に則り,主として保護(protection),救援(assistance),予防(prevention),各国赤十字・赤新月社への協力を実施。