報道発表
ブラジル大統領選挙(決選投票)監視要員の派遣
平成30年10月26日
1 日本政府は,10月28日に実施されるブラジル大統領選挙(決選投票)の公正な実施を支援するため,ラウラ・チンチージャ・ミランダ元コスタリカ大統領が率いる米州機構(OAS)の選挙監視団に対し,10月7日に実施された第1回投票に続いて,監視要員(外務省南米課員1名)を派遣します。
2 OASの選挙監視団は,30名の専門家より構成されており,ブラジル国内12の州において監視活動を行います。今回の大統領選挙は,前大統領の弾劾による辞任後に行われる初めての大統領選挙として,国際社会からも高い関心を集めています。
3 今回の,OASを通じた我が国からの監視要員の派遣は,ブラジルにおける選挙のグッドプラクティスを地域全体で共有することにより,この地域の民主主義の定着の努力を支援するために行うものです。
[参考]
(1)2016年8月,ルセーフ前大統領は,政府会計の不正操作等を理由に弾劾裁判で罷免された。
(2)決選投票は,ジャイル・ボルソナーロ下院議員(第1回投票の得票率47%)と,フェルナンド・アダッジ元サンパウロ市長(同28%)の両候補により行われる。