報道発表

ブラジル大統領選挙監視要員の派遣

平成30年10月4日

1 日本政府は,10月7日に実施されるブラジル大統領選挙の公正な実施を支援するため,ラウラ・チンチージャ・ミランダ元コスタリカ大統領が率いる米州機構(OAS)の選挙監視団に監視要員(外務省南米課員1名)を派遣します。

2 OASの選挙監視団は,18か国から48名の専門家より構成されており,ブラジル国内12の州において監視活動を行います。今回の大統領選挙は,前大統領の弾劾による辞任や,世論調査で首位にあったルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ元大統領の収監後に行われる初めての大統領選挙でもあり,国際社会から高い関心が集まっています。

3 今回のOASを通じた我が国からの監視要員の派遣は,ブラジルにおける選挙のグッドプラクティスを地域全体で共有することにより,この地域の民主主義の定着の努力を支援するために行うものです。

[参考]
(1)2016年8月,ルセーフ前大統領は,政府会計の不正操作等を理由に弾劾裁判で罷免された。

(2)ルーラ元大統領は今次大統領選挙への出馬を目指していたが,2018年8月,選挙高等裁判所は,収賄等により勾留されていた同元大統領の立候補申請を却下する判断を下した。


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