報道発表
コンゴ共和国に対する国連世界食糧計画(WFP)を通じた
無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換
平成30年9月26日
1 9月25日(現地時間同日),コンゴ共和国の首都ブラザビルにおいて,我が方軽部洋駐コンゴ共和国大使と先方:ジャン=マルタン・バウワー国連世界食糧計画(WFP)コンゴ共和国事務所代表(Mr. Jean-Martin BAUER,Representative and Country Director of WFP Republic of Congo)との間で,コンゴ共和国に対するWFPを通じた食糧援助として,総額2億円の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。
2 コンゴ共和国は,2016年4月の大統領選挙以降に同国中部で発生した武力衝突により国内避難民が推定13.8万人発生,栄養失調率はWHOが定める危険水準15%を上回る地域もあり,食糧援助の必要性が高まっています。
3 この協力は,コンゴ共和国政府の要請を踏まえ,WFPを通じ,食料を供与することにより,同国の食料事情を改善し,開発課題の解決に寄与すること等を目的として,食糧援助を実施するものです。
4 我が国は, 2016年8月に開催した第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)において,アフリカにおける食料安全保障の促進を表明(PDF)しており,この協力は同表明を具体化するものです。
[参考]コンゴ共和国基礎データ
コンゴ共和国は国土面積約34万平方キロメートル(日本の約9割),人口は約510万人(2016年,世界銀行),国民一人当たり所得(GNI)は1,710米ドル(2016年,世界銀行)。