コンゴ共和国

コンゴ共和国(Republic of Congo)

基礎データ

令和元年9月6日

  • コンゴ共和国国旗

一般事情

1 面積

34.2万平方キロメートル(日本の約0.9倍)

2 人口(世銀)

約526万人(2017年,世銀)

3 首都

ブラザビル

4 民族

コンゴ族,テケ族,ンボチ族,サンガ族等

5 言語

フランス語(公用語),リンガラ語,キトゥバ語

6 宗教

キリスト教,イスラム教

7 略史

年月 略史
13世紀~15世紀 コンゴ王国の最盛期
19世紀後半 仏による植民地化
1960年8月 独立(コンゴ共和国)
1969年12月 コンゴ人民共和国に国名変更
1979年3月 クーデターが発生。サス・ンゲソ大統領就任
1991年6月 コンゴ共和国に国名変更
1992年8月 パスカル・リスバ大統領選出
1997年5月 内戦勃発
1997年10月 サス・ンゲソ大統領就任
1999年12月 政府・民兵(旧政権派)間で停戦合意
2002年1月 新憲法交布
2002年3月 新憲法下の選挙でサス・ンゲソ大統領就任
2003年3月 政府・レジスタンス国民会議(CNR)間で停戦合意
2009年7月 サス・ンゲソ大統領再選
2015年11月 憲法改正(三選可,年齢制限廃止,任期短縮)
2016年3月 改正憲法下の選挙でサス・ンゲソ大統領就任
2017年7月 国民議会議員選挙,地方議会議員選挙
2017年12月 政府・CNR間で2度目の停戦合意

政治体制・内政

1 政体

共和制

2 元首

  • ドゥニ・サス・ンゲソ大統領(Denis SASSOU NGUESSO)

3 議会

  • 国民議会(151名,任期5年)
  • 上院議会(72名,任期6年)

4 政府

  • (1)首相 クレマン・ムアンバ(Clément MUAMBA
  • (2)外務・協力・在外コンゴ人大臣 ジャン=クロード・ガコソ(Jean-Claude GAKOSSO

5 内政

(1)1968年から1991年の間,社会主義,共産主義を導入していた。1997年7月に予定されていた大統領選挙を巡ってリスバ大統領とサス・ンゲソ前大統領(当時)との間で内戦が勃発した。アンゴラ軍の介入後,サス・ンゲソ前大統領派がほぼ全土を掌握し,大統領に就任した。その後,同大統領は2002年の新憲法下での選挙で大統領に就任,2009年に再選された。2015年に三選禁止,大統領選挙への出馬を70歳以下に制限,任期7年としていた憲法が改正され,改正憲法の下で2016年3月に実施された選挙でサス・ンゲソ大統領が改めて就任し,現在まで長期政権が続く。2016年3月の大統領選挙後は,5か年開発計画「発展への歩み」の下,経済・若者失業対策が重視されている。

(2)1999年の和平合意で民兵は解体されるも,プール県内で民兵「ニンジャ」は,フレデリック・ビンサム(通称・ントゥミ牧師)レジスタンス国民会議(CNR)代表を支持し活動を継続。2003年,2017年末,政府はCNRとの停戦合意を締結した。現政権はニンジャの武装解除・動員解除・社会復帰(DDR)が課題となっている。

外交・国防

1 外交基本方針

 独立後,社会・共産主義国家であったため,東側諸国との結びつきが強い。中国と1964年に国交を樹立し,2013年には習近平国家主席が訪問,サス・ンゲソ大統領も2018年には15回目の訪中をする等関係も強い。経済的には仏(宗主国),米等西側諸国や中国に依存しており,「パートナーの多様化」を外交政策とする。また,近年では,中部アフリカの安定勢力として存在感を増している。サス・ンゲソ大統領は,中央アフリカ情勢,リビア情勢における国際調停役を務めるなど,地域の安定に貢献している。2005年に創設された「10か国委員会(C10)」のメンバーとして安保理改革に積極的に関与している。

2 軍事力(ミリタリーバランス)

(1)予算
481百万ドル(2017年)
(2)兵役
志願制(2年)
(3)総兵力
陸軍:8,000人 海軍:800人 空軍:1,200人,憲兵隊:2,000人

経済

1 主要産業

鉱業(石油),林業

2 GDP(2017年,世銀)

87.01億ドル

3 一人当たりGNI(2017年,世銀)

1,430ドル

4 GDP成長率(2017年,世銀)

-3.1%

5 物価上昇率(2017年,世銀)

0.5%

6 失業率(2017年,ILO推計)

10.4%

7 総貿易額(2017年,ITC)

(1)輸出
81.48億ドル
(2)輸入
45.53億ドル

8 主要貿易品目(2017年,ITC)

(1)輸出
原油,船舶,銅,木材等
(2)輸入
船舶,食用肉,液体ポンプ,鉄鋼管等

9 主要貿易相手国(2017年,EIU)

(1)輸出
中国,スペイン,オーストラリア,アンゴラ,カメルーン
(2)輸入
オーストラリア,ナミビア,フランス,アンゴラ,中国

10 通貨

CFAフラン(中部アフリカ諸国中央銀行発行)

11 為替レート

1ユーロ=655.957CFA(固定レート)

12 対外債務残高

44.56億ドル(2017年,世銀)

13 経済概況

 輸出の多くを原油産業が占めるなど,経済の大部分を原油に依存しており,「経済の多様化」が課題。2005年から10年間,平均5.2%の経済成長率を記録。2014年下半期以降は原油価格の下落による財政悪化とマクロ経済が低迷するも,2018年の石油部門の回復により堅調傾向を見せた。また,経済インフラの整備・拡大政策により公的債務は対GDP比110%(2017年9月,IMF)まで増加。その原因の1つとして,公的債務の34.1%を占める中国による巨額の融資が指摘される。現在,コンゴ(共)政府は,財政・経済の立て直しのためにIMFとの協議・交渉を継続中。

経済協力

1 日本の援助実績(2016年度までの累積)

  • (1)有償資金協力(EN(交換公文)ベース)なし
  • (2)無償資金協力(EN(交換公文)ベース)62.38億円
  • (3)技術協力実績(JICAベース)10.95億円

2 主要援助国(2015年,OECD)(百万ドル)

  • (1)フランス(54.75)
  • (2)米国(2.54)
  • (3)アイルランド(1.92)
  • (4)日本(0.94)
  • (5)イタリア(0.88)

二国間関係

1 政治関係

1960年8月,外交関係樹立。

日本は,2010年8月より在コンゴ(民)大使館がコンゴ(共)を兼轄。

コンゴ(共)は,1996年6月に在京大使館を開設。1998年1月に閉鎖したが,2012年12月,在京大使館を再開。

2 経済関係

(ア)対日貿易額(2018年 財務省貿易統計)
輸出 1.9億円
輸入 7.1億円
(イ)主要品目
輸出 木材,アルミニウム,銅等
輸入 タイヤ,自動車,建機等

3 在留邦人数

8人(2017年10月)

4 在日当該国人数

23人(2018年6月)

5 要人往来

(1)往
年月 要人名
2004年8月 衛藤征士郎,三原朝彦,山口泰明,西村明宏衆議院議員(日本・AU(アフリカ連合)友好議連)
2013年2月 阿部俊子外務大臣政務官
2013年11月 石原外務大臣政務官
2014年8月 山際大志郎衆議院議員(日本・AU友好議連)
2015年12月 黄川田仁志外務大臣政務官
2018年8月 櫻田義孝衆議院議員,大岡敏孝衆議院議員,高村正大衆議院議員(日本・AU友好議連)
(2)来
年月 要人名
2004年4月 モカ保健・人口相,ンギンビ技術教育・職業訓練相
2005年1月 アンリ・ジョンボ森林経済・環境相(国連防災世界会議)
2005年9月 ムンデレ・ンゴロ商業・消費・調達相(愛知万博賓客)
2006年10月 アダダ外務・協力・仏語圏相(外務省賓客)
2008年3月 ギ・ブリス・パルフェ=コレラ海洋・内陸漁業相(IWCセミナー)
2008年5月 サス・ンゲソ大統領(TICAD IV)
2011年6月 イクエベ外務・協力相(MDGs フォローアップ会合)
2012年10月 オンドンゴ経済・財政・公共資産・統合相(IMF世銀東京総会)
2012年12月 イトゥア科学研究・技術革新相(原子力安全に関する福島閣僚会議)
2013年6月 イクエベ外務協力相(TICAD V)
2018年10月 オンドンゴ経済・産業・公共資産相(TICAD閣僚会合)
2019年8月 ガコソ外務・協力・在外コンゴ人相(TICAD7)

6 二国間条約・取極

  • 1974年9月 貿易取極(1975年10月発効)
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