報道発表

エチオピアの安全な水へのアクセス改善のための支援
(無償資金協力「経済社会開発計画」)

平成30年8月2日

1 本2日(現地時間同日),エチオピア連邦共和国の首都アディスアベバ市において,我が方内田晃在エチオピア臨時代理大使と先方アドマス・ネベベ財務・経済協力大臣(Mr.Admassu NEBEBE, Minister of Finance and Economic Cooperation)との間で,2億円を供与額とする安全な水へのアクセス改善のための支援に関する無償資金協力「経済社会開発計画」の書簡の交換が行われました。

2 エチオピア北部のティグライ州(人口約500万人)では,子供や女性が水汲み作業に従事することによる教育機会の喪失や過重労働が社会問題となっています。また,低水質を原因とする水因性の疾病や衛生上の問題が発生している他,近年頻発している甚大な干ばつの影響などにより,住民が安全な水にアクセスすることが困難となっています。

3 この計画は,給水機材(給水ポンプ及びソーラーパネル等)を供与することにより,ティグライ州において水インフラの整備促進及び水質確保を図り,住民による安全な水へのアクセスを改善するものです。

4 我が国は2016年のTICAD VIにおいて,アフリカにおける強靱な保健システムの促進に向けて,公衆衛生危機への対応能力及び予防・備えの強化を重点的に進めることを表明(PDF)別ウィンドウで開くしており,この協力は同表明を具体化するものです。

[参考]エチオピア連邦民主共和国基礎データ
 エチオピア連邦民主共和国の面積は約109.7万平方キロメートル(日本の約3倍),人口は約10,240万人(世界銀行,2016年),人口1人当たりの国民総所得(GNI)は約660米ドル(世界銀行,2016年)。


報道発表へ戻る