報道発表

パキスタン下院選挙及び州議会選挙への選挙監視団派遣

平成30年7月26日

1 7月25日(現地時間同日),パキスタン・イスラム共和国における下院選挙及び州議会選挙が行われ,我が国からは,堀井巌外務大臣政務官を団長とする選挙監視団が現地での視察に参加しました。

2 我が国選挙監視団長である堀井巌政務官は,現地での視察後,以下のとおり我が国としての立場を発表しました。

(1)選挙期間中に,投票所や政治集会を狙った複数の痛ましいテロが発生した。日本政府としては,テロで死傷された方々に心から哀悼の意を表したい。こうした中,パキスタン政府が,選挙実施のために,従来に増して安全確保に取り組んだことに敬意を表したい。

(2)我が国の選挙監視団が視察した限りにおいては,定められた手続を遵守するなど,多くの関係者が適正かつ円滑な選挙に向けて努力する姿勢が看取された。

(3)日本政府は,パキスタンにおいて民主主義が定着し,同国が今後とも地域全体の平和と安定のために重要な役割を果たすことを期待するとともに,今後成立する新たな政府と良好な関係の構築を図っていく。

【参考】選挙の概要

ア 7月25日(現地時間同日),パキスタンにおいて,下院選挙及び州議会選挙が実施された。パキスタンにおいて,文民政権が任期を全うした後に総選挙が実施されたのは2度目のこと。
イ 我が国は,今次選挙に際して選挙監視団を派遣した他,国連開発計画(UNDP)を通じた支援を実施。


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