報道発表
国際原子力機関理事招へいの実施
平成30年2月27日


1 2月18日から24日まで,外務省の招へいにより,国際原子力機関(IAEA)の理事5名(デンマーク,ヨルダン,ベルギー,スーダン,セルビア)が訪日しました。
2 今回の招へいは,我が国における優れた原子力活動,特に放射線の保健・医療分野への応用を中心とする原子力の平和的利用の取組及び福島第一原発事故後の取組について,国際社会の理解を一層深めてもらうことを目的とした継続的な活動の一つです。
3 一行は,岡本三成外務大臣政務官表敬の他,原子力関係者との意見交換を行うとともに,以下の施設を訪問しました。
- (1)量子科学技術研究開発機構(QST)高崎量子応用研究所
- (2)群馬大学及び日高病院の重粒子線がん治療施設
- (3)島津製作所のショールーム(島津製作所は昨年10月にIAEAとの間で協力覚書に署名
し,IAEAのサイバースドルフ研究所への機材の贈与を合意
)
また,福島第一原発を訪問し,我が国がこれまでに取り組んできた廃炉や汚染水対策等の現場を視察しました。なお,IAEAは,原子力の平和的利用の促進を主要な目的の一つとして,開発途上国に対し様々な分野において技術協力活動を実施してきています。中でも放射線の保健・医療分野への応用は,途上国の関心が高まってきている分野です。