報道発表

カーボヴェルデに対する無償資金協力(食糧援助)

平成30年2月22日

1 本22日(現地時間21日),カーボヴェルデ共和国の首都プライア市において,我が方大森茂駐カーボヴェルデ大使(セネガルにて兼轄)と,ルイス・フィリペ・ロペス・タヴァルシュ外務・共同体大臣(H.E. Mr. Luis Filipe LOPES TAVARES, Minister of Foreign Affairs and Communities)との間で,3億5,000万円の無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換が行われました。

2 島嶼国であるカーボヴェルデは,国土が狭く降雨量が少ない耕作不適地であり,穀物自給率は10%に満たず,さらに,近年頻発する干ばつにより穀物収穫量が減少しており,食料安全保障の悪化が懸念されています。

3 この協力は,食料不足に直面している同国に対し,食料安全保障の改善,栄養状態の改善等を目的として,我が国政府米(5,000~5,500トン程度)による食糧援助を実施するものです。

4 我が国は,2016年8月に開催した第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)において,アフリカにおける食料安全保障の促進を表明(PDF)別ウィンドウで開くしており,この協力は同表明を具体化するものです。

[参考]カーボヴェルデ共和国基礎データ
 カーボヴェルデ共和国は,面積約4,033平方キロメートル(日本の滋賀県程度),人口約54万人(2016年,世界銀行),人口1人当たりの国民総所得(GNI)は約2,970米ドル(2016年,世界銀行)。


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