報道発表

インドに対する円借款に関する書簡の交換

平成30年1月24日

1 本24日(現地時間同日),インドの首都ニューデリーにおいて,我が方平松賢司駐インド大使と先方S・セルヴァクマール財務省経済局局長(Mr. S. Selvakumar, Joint Secretary, Department of Economic Affairs, Ministry of Finance, Government of India)との間で,供与限度額450億円の円借款「ベンガルール上下水道整備計画(フェーズ3)(第一期)」に関する書簡の交換が行われました。

2 対象案件の概要:インドの上下水道整備計画への融資
 この計画は,インド政府がカルナタカ州ベンガルール都市圏において,コーヴェリ川を水源とする上下水道施設を整備するために同政府に融資するものです。これにより,急増する水需要に対応する安定的な上下水道サービスの提供を図ります。この計画の実施により,2026年(事業完成2年後)のベンガルール都市圏の給水量は,2016年の約130万立方メートル/日から約170万立方メートル/日へ増加する見込みです。また,ソフトウェア産業の中心地として急速に発展しインドのシリコンバレーとも呼ばれ,2017年10月時点で約190社の日本企業が活動するベンガルール市を含む同都市圏の生活・衛生環境を改善し,日本企業含む海外企業による投資拡大に貢献することが期待されます。

3 供与条件

(1)金利年1.5%(下水道部分は年1.3%)(コンサルティングサービス部分は年0.01%)
(2)償還期間30年(10年の据置期間を含む。)
(3)調達条件一般アンタイド

[参考]インド基礎データ
 インドは,面積約329万平方キロメートル(日本の約8.7倍),人口13億2,400万人(2016年,世界銀行),人口1人当たりの国民総所得(GNI)1,680米ドル(2016年,世界銀行)。

        

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