報道発表
マラウイに対する無償資金協力「経済社会開発計画」に関する書簡の交換
平成30年1月17日
1 本17日(現地時間同日),マラウイ共和国の首都リロングウェにおいて,我が方柳沢香枝駐マラウイ大使と先方ゴダール・エドワード・ゴンドウェ財務・経済計画開発大臣(H. E. Mr. Goodall Edward Gondwe, Minister of Finance, Economic Planning and Development of the Republic of Malawi)との間で,2億円を限度額とする無償資金協力「経済社開発計画」に関する書簡の交換が行われました。
2 近年マラウイでは気候変動に起因する大規模な干ばつや洪水が頻発し,人口の約半分(約650万人)に対して食料支援が必要な事態が生じるなど,深刻な食料不足が発生し,我が国としても,これまで国際機関を通じた食料援助を実施してきました。
3 この協力は,そうした食料支援に加え,マラウイ政府に対し農業関連機材や食糧輸送用のための車両を供与し,食料安全保障の確保への取組を支援するとともに,同国の気候変動に対する強靱性の構築に寄与するものです。
4 我が国は第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)において,経済の多様化・産業化を柱の一つ(PDF)としており,本協力はそうした具体的支援策の一環として,マラウイの産業育成のための基盤整備に貢献します。経済の多様化・産業化を柱の一つ
[参考]マラウイ共和国基礎データ
マラウイ共和国はアフリカ南部に位置し,面積約11.8万平方キロメートル(北海道と九州をあわせた面積),人口約1,810万人(2016年,世界銀行),人口一人当たりの国民総所得(GNI)は320米ドル(2016年,世界銀行)。