報道発表
第11回日本国際漫画賞受賞作品の発表
1 外務省が海外への漫画文化の普及と漫画を通じた国際文化交流に貢献した漫画作家を顕彰する目的で主催する日本国際漫画賞は,今年で第11回目を迎え,今回は, 60の国・地域から326作品の応募がありました。
2 同賞の選考は,「コミック出版社の会」の協力による第1次選考会を経て,里中満智子氏(漫画家)を委員長とする第11回日本国際漫画賞審査委員会の厳正な審査により行われました。その結果,同賞実行委員会により,最優秀賞1作品(コロンビア),優秀賞3作品(フランス,ウクライナ,台湾)を含む受賞作15作品(PDF)が選ばれました。
3 第11回日本国際漫画賞授賞式は,来年2月頃に最優秀賞及び優秀賞の受賞者を招いて,東京にて開催する予定です。
4 最優秀賞及び優秀賞を受賞した作品は以下のとおりです。
(1)最優秀賞
作品名:TWO ALDOS【二人のアルド】
作 者:ゲーラ・ディアス(GUERRA DIAZ)(コロンビア)
原作者:パブロ・ゲーラ(PABLO GUERRA)(コロンビア)
(2)優秀賞
(ア)作品名:ONIBI【鬼火】
(イ)作品名:VIVA EVE! LONG LIVE LIFE!【ビバ・イヴ!人生万歳!】
作 者:レレキナ・ナタリヤ(REREKINA NATALIIA)(ウクライナ)
原作者:マルティネンコ・ナタリヤ(MARTYNENKO NATALIIA)(ウクライナ)
(ウ)作品名:Left Hand Vol.1【左手 第1巻】
作 者:サリー(SALLY)(台湾)
[参考1]日本国際漫画賞とは
世界に広がる漫画文化を通じて国際交流と相互理解の輪を広げることを目的として,平成19年に麻生太郎外務大臣(当時)が創設。
[参考2]応募作品の概要
第11回となる今回の日本国際漫画賞では,60の国・地域から326作品の応募があった。応募の多かった国・地域は,中国(第1位:50作品),タイ(第2位:25作品),台湾(第3位:23作品)。
[参考3]第11回日本国際漫画賞審査委員会のメンバー(委員長を除き50音順)
里中満智子氏(漫画家)【委員長】
一本木蛮氏(漫画家)
熊田正史氏(漫画雑誌編集者)
三浦みつる氏(漫画家)
由利耕一氏(漫画雑誌編集者)
(「コミック出版社の会」:(株)秋田書店,(株)宙出版,(株)KADOKAWA,(株)講談社,(株)集英社,(株)小学館,(株)少年画報社,(株)新潮社,(株)スクウェア・エニックス,(株)竹書房,(株)日本文芸社,(株)白泉社,(株)双葉社,(株)芳文社,(株)リイド社)
[参考4]第11回日本国際漫画賞実行委員会のメンバー
河野太郎 外務大臣【委員長】
白石さや 東京大学名誉教授
杉山恒太郎 株式会社ライトパブリシテイ代表取締役社長
フレデリック・L・ショット 通訳・翻訳家・作家
横田清 小学館常務取締役
安藤裕康 国際交流基金理事長
[参考5]トロフィー
日本国際漫画賞のトロフィーは第1回より引き続き佐藤卓(グラフィック・デザイナー)氏がデザイン。