報道発表
「日独フォーラム」第26回合同会議の開催(結果)
1 11月16日及び本17日,東京(三田共用会議所)において,「日独フォーラム」第26回合同会議が開催されました。
2 この合同会議には,日本側座長である小林栄三伊藤忠商事株式会社会長,ドイツ側座長であるマティアス・ナス「ディー・ツァイト」紙外信部長(Mr. Matthias Nass, Chief International Correspondent,Weekly Newspaper DIE ZEIT)のほか,クリスティアン・ヴルフ元ドイツ連邦共和国大統領を始めとする両国の各界有識者が出席(外務省からは八木毅駐ドイツ大使が出席)し,日独の政治や社会,国際情勢について,闊達な意見交換が行われました。
3 「国内の課題と政治の対応」をテーマに取り上げた第1セッションでは,現在両国が抱える国内の様々な課題等に対して,両国の新政権がどのように取り組むべきかについて議論されました。
4 「グローバル・リーダーシップ不在の世界」をテーマに取り上げた第2セッションでは,国際社会が現在直面する様々な課題について意見交換が行われました。出席者の間では,これらの課題に対して日独が連携して取り組む重要性が認識され,今後両国が国際的に担うべき役割について議論されました。
5 「ロボティックスの未来と社会的影響-先端技術分野における日独の協力」をテーマに取り上げた第3セッションでは,発展するロボティックス分野において,日独各々の企業の取組を紹介し合うとともに,今後,日独社会がどのようにしてデジタル化社会に対応していくのか議論が行われました。
6 同会議に先立ち,11月15日,飯倉公館において河野外務大臣主催レセプションが開催され,日独両国の参加者は互いの親交を深めました。
[参考]
「日独フォーラム」は,宮澤喜一総理大臣(当時)とヘルムート・コール・ドイツ連邦共和国首相(当時)との合意に基づき,日独両国の関係強化と相互理解の増進を目的とし,両国の各界有識者が自由な討議を行う「賢人会議」として1993年に設立。日独双方の政界,経済界,学界等からハイレベルの出席による合同会議が毎年1回日独交互に開催され,その提言は日独首脳に提出されている。