報道発表

マリに対する無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換

平成29年9月5日

1 9月4日(現地時間同日),マリ共和国の首都バマコにおいて,我が方黒木大輔駐マリ大使と,アブドゥライ・ジョップ外務・国際協力大臣(H.E. Mr. Abdoulaye DIOP, Minister for Foreign Affairs and International Cooperation)との間で,4億7,000万円の無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換が行われました。

2 この協力は,食料不足に直面しているマリに対し,飢餓の軽減,栄養状態の改善などを目的として,食糧援助を実施するものです。

3 同国政府は農業開発政策を策定し,同政策の実施を進めているものの,国内の農作物の生産量は消費量に追いついておらず,食料自給率は低く,輸入農作物に大きく依存しています。この協力は,同国政府の要望を踏まえコメを供与することにより,同国の経済社会開発に寄与することが期待されます。

4 我が国は,2016年8月に開催した第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)において,アフリカにおける食料安全保障の促進を表明(PDF)別ウィンドウで開くしており,この協力はこれを具体化するものです。

(参考)マリ共和国基礎データ
 マリは,国土面積約124万平方キロメートル(日本の約3.3倍),人口1,760万人(2015年,世界銀行),人口1人当たりの国民総所得(GNI)は約790米ドル(2015年,世界銀行)。


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