報道発表

パラグアイに対する無償資金協力に関する書簡の交換

平成29年9月4日

1 9月1日(現地時間同日),パラグアイ共和国の首都アスンシオンにおいて,我が方石田直裕駐パラグアイ大使と先方エラディオ・ロイサガ外務大臣(H.E. Mr. Eladio Loizaga, Minister for Foreign Affairs)との間で,供与限度額27億円の無償資金協力「パラグアイ川浚渫機材整備計画」に関する書簡の交換が行われました。

2 内陸国であるパラグアイにとって,河川は最も重要な輸出入の航路となっています。このため,同国政府は同国を含む南米地域の輸送インフラ整備を推進し,同国政府の国家開発計画においても,河川輸送の大部分を占めるパラグアイ-パラナ水路の円滑航行の維持は重要課題に位置付けられています。 しかし,現状では,同国はパラグアイ川での円滑な航行に必要な水深の確保に十分な浚渫機能を有しておらず,船舶の円滑な航行の妨げとなる堆砂を原因として,多大な経済損失が生じているため,早期の改善が求められています。

3 こうした状況を踏まえ,この計画は,パラグアイ政府に対し,浚渫船及びその他関連機材を供与することで,同国における河川輸送環境の改善を図るものです。この計画により,同国の持続的経済開発に寄与することが期待されます。

(参考)パラグアイ共和国基礎データ
 パラグアイ共和国は,面積406.752平方キロメートル(日本の約1.1倍),人口約685万人(2016年,パラグアイ統計局),一人当たり国民総所得(GNI)は4,220米ドル(2015年,世界銀行)。


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