報道発表

タンザニアに対する無償資金協力に関する書簡の交換

平成29年9月1日

1 本1日(現地時間同日),タンザニア連合共和国のダルエスサラーム市において,我が方吉田雅治駐タンザニア大使とフィリップ・ムパンゴ財務計画大臣(Mr. Philip Mpango, Minister for Finance and Planning)との間で,6,900万円を供与額とする無償資金協力(「第二次ニューバガモヨ道路拡幅計画(詳細設計)」)に関する書簡の交換が行われました。

2 タンザニア政府は,2010年に策定した第3次貧困削減戦略(MKUKUTAII,2010年から2014年まで)において道路網開発と都市部の渋滞緩和を経済成長の加速化及び所得向上のために必要な要素の一つとしており,2012年に策定された運輸セクター10か年投資プログラムフェーズ2においても,幹線道路整備等を目標の一つとしています。ダルエスサラーム市は,人口増加に伴い,自動車台数も増加の一途をたどっているものの,同市の道路網の整備は進んでおらず,交通渋滞が大きな問題となっています。

3 この計画は,ダルエスサラーム市において,ニューバガモヨ道路(モロッコ交差点-ムウェンゲ交差点)の拡幅を行うことにより,同道路の渋滞緩和を図り,もってダルエスサラーム市の交通・物流の円滑化に寄与するものです。

4 我が国は,2016年8月に開催された第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)において,約100億ドル(約1兆円)の質の高いインフラ投資を実施することを表明(PDF)別ウィンドウで開くしており,この協力は同表明を具現化するものです。

(参考)タンザニア連合共和国基礎データ
 タンザニア連合共和国は,東アフリカのインド洋に面し,面積約94.5万平方キロメートル,人口約5,347万人(2015年,世界銀行),人口1人当たりの国民総所得(GNI)は910米ドル(2015年,世界銀行)。


報道発表へ戻る