報道発表
日英外相電話会談
平成29年8月30日
本30日午後2時から約15分間,河野太郎外務大臣は,ボリス・ジョンソン英国外務・英連邦大臣(The Rt Hon Boris Johnson MP, Secretary of State for Foreign and Commonwealth Affairs of the United Kingdom)との間で電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 河野大臣から,就任の挨拶に続いて,本日からのメイ首相の訪日を歓迎する,日英は基本的な価値を共有するグローバルな戦略的パートナーであり,ジョンソン大臣と協力していきたい旨述べました。
2 河野大臣から,我が国上空を通過する形で行われた8月29日の北朝鮮によるミサイル発射は,これまでとレベルの異なる深刻かつ重大な脅威である旨述べました。また,河野大臣より,国連安保理緊急会合の直後の議長声明採択により,国連安保理が一体となって北朝鮮に対し明確なメッセージを送ることができたと評価しつつ,今後新たな安保理決議を追求し,北朝鮮に対し更なる圧力をかける必要がある,圧力強化のためには中国の役割が鍵である旨述べました。
3 これに対しジョンソン大臣から,英国は今回の北朝鮮のミサイル発射に対する日本の懸念を共有しており,日本を強く支持している旨述べました。また,ジョンソン大臣より,安保理での協力も含め,北朝鮮に対する圧力を強化すべく日本と緊密に連携していきたい,訪日中のメイ首相も同じ考えである旨述べました。
4 両外相は,安保理を含む国際社会において,今後とも日英で緊密に協力していくことで一致しました。また,こうした状況も踏まえ,今後日英間の安保・防衛協力を更に推進していくことが重要であるとの考えで一致しました。