報道発表

貿易経済に関する日露政府間委員会共同議長間会合(結果)

平成29年7月7日
貿易経済に関する日露政府間委員会共同議長間会合(結果)1
貿易経済に関する日露政府間委員会共同議長間会合(結果)2

 本7日,午後2時50分から約1時間50分間,岸田文雄外務大臣及びシュヴァロフ・イーゴリ・イヴァノヴィチ・ロシア連邦第一副首相(Mr. Shuvalov, Igor, Ivanovich, First Deputy Prime Minister of the Russian Federation)を両国の共同議長とする貿易経済に関する日露政府間委員会共同議長間会合が東京において開催されたところ,概要以下のとおりです。

 双方は,本年9月にウラジオストクで行われる東方経済フォーラムの機会に予定されている日露首脳会談に向けて,日露双方の関心につき幅広く意見交換を実施し,有意義な会合となりました。

1 総論
 双方から,昨年12月のプーチン大統領の訪日及び本年4月の安倍晋三内閣総理大臣の訪露後の日露関係の現状に言及しつつ,今次会合での議論を土台に,9月の東方経済フォーラムに向けた準備を進めるべく引き続き連携することで一致しました。

2 各分野での議論
 都市環境については,モスクワのほかロシアの地方都市におけるパイロット事業の具体化の進捗状況を確認しました。
 運輸については,運輸・物流インフラの整備の重要性を再確認したうえで,シベリア鉄道の活用や港湾分野の協力につき議論しました。
 農林水産業については,被災地産の水産物及び食品に対する輸入規制の早期撤廃・緩和を働きかけたほか,水産資源の保存・管理に向けたマルチの枠組みでの協力の重要性を確認しました。
 この他,医療や地域間交流などの個別分野の協力についても意見交換を行いました。
 さらに,2018年に予定されている「ロシアにおける日本年」・「日本におけるロシア年」の実施に向けた準備についても意見交換を行いました。


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