報道発表

1　本21日（現地時間20日），ホンジュラス共和国の首都テグシガルパ市において，我が方松井正人駐ホンジュラス大使と先方マリア・デル・カルメン・ナセル・デ・ラモス外務・国際協力大臣代行（H.E. Ms. María del Carmen NASSER DE RAMOS, Secretary of State for Foreign Affairs and International Cooperation by Law of the Republic of Honduras）との間で，17億2,800万円を供与限度額とする無償資金協力「コマヤグア市給水システム改善・拡張計画」に関する書簡の交換が行われました。

2　ホンジュラスでは，大都市を中心に水道施設の整備・改修が進められています。しかしながら，人口増加により水需要量が増える中，特に地方都市では，老朽化した水道設備の更新や拡張が追いついておらず，一部の地域では水質基準を満たさない水の供給や給水制限が常態化しており，早期の改善が求められています。

3　この計画は，ホンジュラスの流通の要所であり優先地域に属するコマヤグア市において，浄水施設を含む上水道施設の整備・拡張を通じ，水質や衛生環境の改善を図るものです。同国における水の安定供給体制構築に貢献し，持続的な経済開発に寄与することが期待されます。