報道発表
第2回「北極に関する日中韓ハイレベル対話」(結果)
平成29年6月8日


1 本8日,東京において,第2回「北極に関する日中韓ハイレベル対話」が開催されました。日本から白石和子北極担当大使,中国から高風(こう・ふう)外交部北極担当特別代表,韓国から金英俊(キム・ヨンジュン)外交部北極担当大使をはじめとする関係省庁及び研究機関の代表が出席し,我が国が議長を務めました。
2 会合の概要は以下のとおりです。
(1)この会合では,日中韓3か国の政府関係者及び研究機関の関係者による各国の北極政策や北極に関する諸課題及び今後のこの分野における日中韓協力の可能性等に関するプレゼンテーションが行われ,続いて参加者の間で活発な議論が行われました。白石大使からは,一昨年10月に総合海洋政策本部会合で決定された「我が国の北極政策」に基づき,我が国の北極に係る取組が着実に進展している旨強調しました。
(2)この会合において,ルールを基礎とした海洋秩序に基づき協力を維持することの重要性,北極に関する様々な国際的な枠組への3か国の貢献を一層強化する重要性,北極に関する科学研究の分野で,環境変化の共同研究及び共同観測について3か国の協力案件に言及した共同声明(日本語(PDF)/英語(PDF)
)が採択されました。
(3)中国からの提案を受けて,第3回会合を2018年に中国が主催することとなりました。