報道発表
アラム・バングラデシュ外務担当国務大臣による岸外務副大臣表敬
平成29年6月7日



本7日,午後2時から約50分間,岸信夫外務副大臣は,訪日中のムハンマド・シャリアル・アラム・バングラデシュ外務担当国務大臣(H.E. Mr. Md. Shahriar Alam, State Minister for Foreign Affairs of the People’s Republic of Bangladesh)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,岸副大臣から,アラム国務大臣の訪日を歓迎するとともに,昨年発生したダッカ襲撃テロ事件後のバングラデシュ政府による安全対策措置に謝意を表明しつつ,引き続き邦人の安全確保に対する一層の取組を要請しました。また,経済協力案件の実施等を通じ,バングラデシュの「2021年までの中所得国化」実現に向け,バングラデシュへの開発協力を継続していく旨伝えました。
2 アラム国務大臣からは,邦人の犠牲者に対するお悔やみの言葉及び日本政府からの継続的な支援への感謝が述べられるとともに,邦人の安全確保を最優先事項として,引き続き安全対策に関する日本との協力を緊密にし,ベンガル湾産業成長地帯(BIG-B)構想等を通じ,包括的パートナーシップの下,両国関係を強化していきたい旨を述べました。
3 両者は,地域情勢や国際場裡での協力について意見交換を行ったほか,深刻化する北朝鮮への対応について協議しました。