報道発表

アフリカ開発銀行に対する円借款に関する書簡の交換

平成29年5月18日

1 5月17日(現地時間同日),コートジボワール共和国の首都アビジャンにおいて,我が方村田優久夫在コートジボワール臨時代理大使と先方チャールズ・ボアマ・アフリカ開発銀行(AfDB)上級副総裁(Mr. Charles BOAMAH, Senior Vice President, AfDB)との間で,総額344億1,000万円を限度とする円借款「アフリカの民間セクター開発のための共同イニシアティブの下での民間セクター支援融資(VII)」に関する書簡の交換が行われました。

2 本件は,アフリカ諸国の地場民間セクター主導の経済成長及び貧困削減に寄与するため,AfDBを通じアフリカ民間セクターへの資金供与を行うものです。アフリカ域内の経済・社会発展のみならず,我が国を含む民間企業進出のための投資環境の改善にも貢献することが期待されています。

3 供与条件

(1)金利年0.35%
(2)償還期間40年(10年の据置期間を含む。)
(3)調達条件一般アンタイド

4 本件は,2005年のG8サミットにおいて我が国とAfDBが発表した対アフリカ支援策の一環である「アフリカの民間セクター開発のための共同イニシアティブ(Enhancement Private Sector Assistance(EPSA)for Africa)」の下で実施されるものです。

(参考)
(1)「アフリカの民間セクター開発のための共同イニシアティブ(Enhanced Private Sector Assistance(EPSA)for Africa)」は,具体的に次の3本柱から構成される。

(ア)政府向けの協調融資(円借款)
(イ)AfDBを通じた現地民間セクターへ資金供与 (注)今回供与される円借款
(ウ)AfDBを通じた技術協力

(2)これまで我が国は,(ア)については,21件1,595億円を,また,(イ)については,6件1,281億円をそれぞれ実施。


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